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大腸内視鏡検査

Colonoscopy

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)|滋賀県大津市石山駅より徒歩6分|医療法人オクムラフォレスト―ルクリニック

Colonoscopy

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査

大腸がんや大腸ポリープは、定期的な内視鏡検査を行っていれば、早期発見が可能で内視鏡治療で治癒する疾患です。つまり、大腸がんは予防できる「癌(がん)」のひとつであると言えます。
現在、大腸がんは女性ではがん死亡原因の第1位、男性では第3位となっています。当院では従来に比べ痛みの少ない、安心できる大腸内視鏡検査を行っております。「大腸内視鏡は痛くて、つらい、こわい」と思っている方に、ぜひ一度当院の内視鏡を受けていただき、ここで検査をしてよかったと、安心して帰っていただきたいと思っております。大腸内視鏡検査を定期的にきちんと受けることが、大腸がんの早期発見・早期治療にはとても大切です。

当院の大腸内視鏡検査の特徴

1.従来に比べ痛みの少ない内視鏡検査

ループ挿入法
図2

空気を極力入れず、余分な屈曲を作らないで大腸の一番奥まで到達する挿入法(軸保持短縮法)を行っております。通常カメラを大腸の奥に進める方法は、カメラを押して屈曲を形成した状態で挿入を行うループ挿入法であるため(図2)、腸が伸びて苦しくなり、場合によっては強い痛みを感じることもあります。

軸保持短縮挿入法
図3

当院ではカメラの上下左右の屈曲機能や回旋操作を駆使して腸管をアコーデオンのように丁寧に短くたたみこんでいく軸保持短縮挿入法という方法で挿入を行っています(図3)。腸は引き伸ばされると痛みを感じますので、腸管をたたみこんでいく軸保持短縮法は、おなかの張りや痛みが非常に少ない方法です。また、当院内視鏡医師の盲腸までの平均挿入時間は4分50秒と短時間で挿入できます。

またトータルの検査時間も通常観察だけであれば10~15分以内です。私の経験した症例では、他院で痛みのため途中で検査が中断になったという方でも全例で盲腸まで内視鏡挿入が可能でした。今までの受けられた大腸内視鏡検査で不安がある方は一度ご相談ください。

2.おなかの張らない検査

小さなポリープも見逃さないよう検査の際に十分に大腸を膨らませて観察しますが、炭酸ガスを使用することでお腹のはりをなくす工夫をしております。

3.リラックスして受けられる検査

リラックスして検査していただくよう胃カメラと同様に鎮静剤使用をお勧めしています。検査後はリカバリールームで休憩できます。

4.大腸ポリープ日帰り手術

原則的に大腸ポリープを発見した時点で内視鏡下に切除します。理由は、以前はがんにならないとされていた過形成性ポリープにがん化のリスクがあるとわかってきたためです。アメリカ内視鏡学会では大きさに関係なくすべてのポリープを内視鏡で切除することが大腸がん予防につながるとしています(例外としてS状結腸から直腸の5mm以下の過形成性ポリープは例外でがん化しにくいので経過観察でもよい)。当院でもその指針に従いポリープを切除するようにしています。切除後は止血剤の点滴を受けていただきながら30分ほど安静にしていただき、その後帰宅していただきます。切除は原則コールドポリペクトミーという手技で行い、検査後に出血する危険性は極めて低く入院の必要はありません(前施設では年間1000個以上のポリープを切除していましたが、ポリープ切除後に入院してもらうことは一度もありませんでした)。しかし,形態的にがんが疑われる場合や血液をサラサラにするお薬を服用中の方で出血の危険性が高いと判断した場合は、薬を止めるなどして日を改めて治療を行うこともあります。

5.狭帯域光(NBI)という特殊な光で80倍の拡大観察を行うことが可能

胃カメラと同様大腸内視鏡でも狭帯域光(NBI)という特殊な光で80倍の拡大観察を行うことが可能です。大腸には平坦で通常観察だけでは発見んが困難な腫瘍が潜んでいることがあり、このような腫瘍の発見に有用です。

大腸内視鏡検査の流れ

1

検査予約

月・火・金・土曜日の午後に行っており予約検査となります。
大腸内視鏡検査をご希望の場合は、原則的に事前に外来を受診していただきます。医師による診察ののち予約服用中のお薬の確認(お薬手帳をお持ちの方は持参ください)

2

検査前日の食事

検査前日は「クリアスルー」という検査食を食べていただくことをお勧めしています。夕食は夜8時までにお済ませください。水・お茶は夜8時以降もお摂りいただいて構いません。検査前日の夜9時頃にお渡しした下剤をコップ1杯の水に薄めてお飲みください。

3

検査当日

朝から内視鏡検査終了まで絶食です。朝7時頃コップ1杯の水または お茶をお飲みください。

  • 常用している薬は検査予約時の指示通り服用してください。
  • 糖尿病の方は、検査当日の朝の薬は服用しないでください。

指定された時間から腸の中をきれいにする洗腸液1リッターを1時間かけて飲用していただきます。その後、水やお茶(無糖の紅茶でもいい)を飲用し、5~6回の排便で腸の中がきれいになり内視鏡検査が可能となります。当院ではモビプレップという洗腸液を導入しております。従来の洗腸液は2リッターもの水分を飲用してもらわないといけなかったので苦痛がかなり軽減されます。

4

検査

  • 検査着に着替えます。(貴金属類は外してください。)
  • 麻酔の有無に拘わらず注射用のプラスティックの針を腕の血管に入れて固定します。(腕は自由に動かせます)。
  • 左横向きで検査台に横たわっていただき、初めに腸の動きを抑える注射をします。内視鏡が入った時点で上向きになっていただきこの時点でご希望の方には鎮静剤を注射します。
  • 検査実施(所要時間15分程度)

5

検査後

  • 検査終了後は休んでいただきその後医師より検査結果の説明があります。
  • 検査後の車の運転は避けてください。

上部・下部内視鏡同日検査

当院では上部・下部内視鏡検査を同日に受けていただくことが可能です。検査の手順としてはまず大腸の洗腸液を飲んでいただき、腸がきれいになった後に検査を行います。特別な検査台を備えていますので、胃カメラを受けていただいたあと動いてもらう必要はなく、検査台から降りることなく方向転換して大腸内視鏡を受けていただくことができます。特に鎮静下の検査を希望される方は、一回の鎮静剤注射でうとうとしている間に、胃カメラと大腸カメラが受けられます。気が付けば検査が終わっているので非常に楽です。両検査を希望される方には大変おすすめです。

内視鏡の感染症対策

胃カメラ、大腸内視鏡の検査器具はすべて使い捨てのものを使用しています。また、内視鏡の消毒には学会が推奨する過酢酸による内視鏡消毒システムを採用しておりO157などの病原菌や肝炎ウィルス、コロナウイルスなどの病原体を排除することで安全な内視鏡検査が可能です。

当てはまる方は大腸内視鏡検査を受けましょう

  • 排便時に出血を認めたり、便に血が混在している
  • 検診で便潜血反応が陽性
  • 貧血を指摘されたり、急激な体重減少がある
  • おなかの調子が悪い(腹痛、腹部膨満感など)
  • 便通異常のある方(便秘、下痢、便が細かい)
  • 過去に大腸ポリープがあった方
  • 血縁者が大腸がんになった方
  • 40歳以上の方で大腸内視鏡検査を受けたことがない方
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