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胃ポリープとは?

胃ポリープとは?

胃ポリープとは、胃の表面が盛り上がってできた突起や腫瘤です。胃の粘膜やその下の組織から発生し、以下の3種類に分類されます。
大半は良性の病変で放置可能ですが、出血して貧血が起きる可能性やがん化の可能性を持つものがあるため、定期的な経過観察が重要です。

胃過形成性ポリープ

胃の下側の1/3で発生することが多いポリープです。ピロリ菌感染していると発生しやすく、多発しやすい種類です。30歳以降になると年齢と共に発症が増加する傾向にありますが、がん化することはほとんどありません。

通常は2~3cm程度で鮮明な赤色で、表面が凸凹しています。出血やびらんが多く見られます。ごく稀に発生する2~3cmを超える大きなポリープはがん化した例が報告されており、手術での切除対象となります。

胃底腺ポリープ

慢性胃炎が起こっていない健康的な胃の上2/3の粘膜に発生することが多いポリープです。多発することが多く、若い女性や逆流性食道炎で薬を内服している人に発生しやすい傾向があります。がん化のリスクはなく、症状がなければ治療の必要はありません。

胃腺腫性ポリープ

萎縮した胃の粘膜に発生するポリープです。高齢者に好発し、4:1の割合で男性に多く発生します。「前がん病変」と言われており、2cm以上になるとリスクが高くなります。早期発見・早期治療が大切です。

胃ポリープの主な症状

通常の胃ポリープは無症状ですが、過形成性ポリープや腺腫性ポリープは慢性胃炎を合併することが多いため慢性胃炎の症状を伴います。また、ポリープから出血した場合は出血に伴う症状が現れます。別の病気のために血液がサラサラになる薬を飲んでいる方は特に注意しましょう。

  • 胃もたれ、胃痛がする
  • 食欲がない
  • 動悸、息切れがする
  • 下血や黒っぽいタール弁が出る
  • めまいがする
  • 吐血がある など

胃ポリープの原因

胃ポリープの原因

胃過形成性ポリープはピロリ菌に感染していると発生しやすく、障害された胃の粘膜が修復と再生を繰り返すと一部の細胞がポリープ様になると考えられています。また、加齢やストレス、暴飲暴食なども胃が荒れるためポリープ発生の原因となります。遺伝性のものがあることもわかっています。

胃ポリープの検査方法

内視鏡検査(胃カメラ検査)

内視鏡を挿入し、胃の表面にできたポリープの色や形状などを直接観察します。場合によっては過形成性ポリープや粘膜などの病変を切除して組織検査を行います。
ポリープの存在の有無を調べるだけでなく、治療後の確認や経過観察のためにも定期的に行われることがある検査です。ピロリ菌に感染しているかどうかの検査も同時に行えます。

上部消化管造影検査(バリウム検査)

バリウムなどの造影剤を飲んでから胃をX線で撮影し、胃の状態を調べる検査です。粘膜の表面の状態からポリープの有無を推定します。直接ポリープの様子を確認するわけではないため、ポリープの種類の鑑別はできません。

胃ポリープの治療方法

胃底腺ポリープは一般的に治療する必要はありません。放置しておいて問題ないと言われています。胃過形成性ポリープや胃腺腫性ポリープは、年に1回、もしくは半年に1回検査をして経過観察を行います。

ピロリ菌除去

胃ポリープの背景に慢性胃炎がある場合、慢性胃炎の原因となるピロリ菌を除菌するために除菌剤や胃の炎症を抑える薬を内服します。除菌薬は1日2回、1週間内服し、6週間後以降にきちんと除菌されているか検査して確認します。もしも効果がなかった場合は薬の種類を変えて2回目の除菌を行います。

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