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男性更年期障害とは?
男性更年期障害(LOH症候群:加齢性腺機能低下症)とは、加齢に伴い男性ホルモンであるテストステロンの値が低下し、様々な身体的・精神的症状が現れる状態を指します。
この状態は、うつ状態、性機能の低下、認知機能の低下、骨粗しょう症、心血管疾患のリスク増加、内臓脂肪の増加など、QOL(生活の質)に大きな影響を及ぼします。
大津市松原町のオクムラフォレストールクリニックでは、男性更年期障害への治療を行っています。
※受診において、別途初診料、再診料が必要でございます。
主な症状
男性更年期障害によく見られる症状として、次のようなものがあります。
- 動悸、ほてり、発汗
- 睡眠障害
- 性機能の低下(勃起力の低下)
- 筋肉量の低下
- 心血管疾患、糖尿病、呼吸器疾患のリスク増加 など
年齢に関わらず男性更年期障害が現れることも
男性更年期障害は、通常中高年期に見られる症状の1つとされていますが、実際にはそれ以外の年代の方にも発症することがあります。ご高齢の方においても、この治療の対象となるケースは少なくありません。
男性更年期障害の診断方法
診断は、主に血中のテストステロン濃度(午前中)を調べることで行われます。最近メンズヘルス学会から診断基準の改定が提示されました。以前は遊離テストステロン血が8.5pg/ml未満がLOH症候群の診断基準でしたが今回の改定で総テストステロン250ng/dl以下または遊離テストステロン7.5pg/ml以下に変更とされました。
男性更年期障害の治療方法
テストステロン補充療法
注射(月1-2回)やテストステロンクリーム(の塗布により、テストステロンの値を正常化します。特に当院は10%の高濃度のクリームを使用しており一般に使用されている1-5%クリームより効果が高いです。
前立腺がんとの関連
治療前には、前立腺がんのリスクを評価するため、PSA(前立腺特異抗原)の測定を行います。テストステロン補充療法が前立腺がんを誘発するリスクは否定されていますが、すでに前立腺がんの診断を受けた方には適用されません。
注意点
テストステロン補充療法は、血中テストステロン濃度を正常範囲内に保つことを目的としていますが、過剰な補充は副作用を引き起こす可能性があります。
治療開始前の詳細な検査と医師の指導のもと、安全に治療を進めることが重要です。
漢方薬 DHEA
個々の症状や体質に合わせた漢方薬による治療も行います。
また、DHEAは主に副腎で産生されるテストステロンのもとになるホルモンで、男性更年期と診断された方では低下していることが多いため、初診時に測定した血中濃度が低値の場合、DHEAのサプリメントとして投与することもあります。
ライフスタイルの改善
運動や栄養摂取の見直しも効果的です。
女性の更年期障害について
女性の更年期障害は、閉経前後に見られる一連の身体的および心理的症状を指します。これは、卵巣の機能低下に伴うエストロゲン(女性ホルモン)の減少が主な原因で、ホットフラッシュ(ほてり)、発汗、不眠、気分の落ち込み、イライラ、膣の乾燥、性欲の減退など、様々な症状が現れます。
女性の更年期障害への治療
オクムラフォレストールクリニックでは、女性の更年期障害の治療にプラセンタ注射を行っています。プラセンタ(胎盤由来成分)には、女性ホルモン様の作用があり、エストロゲンの減少によって引き起こされる様々な症状の緩和が期待できます。
プラセンタ注射は、ホルモンバランスの調整、免疫力の向上、細胞の再生促進など、更年期障害の多岐にわたる症状に対して全体的な改善効果をもたらします。
プラセンタ注射の特徴
ホルモンバランスの調整
更年期に乱れがちなホルモンバランスを自然に整えます。
身体的症状の緩和
ホットフラッシュや発汗などの身体的な不快感を緩和します。
心理的症状の改善
不安感、気分の落ち込みなど、心理的な症状にも効果的です。
全体的な健康の向上
細胞の修復や免疫力の向上により、全体的な健康状態をサポートします。