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便秘

便秘とは?

便秘とは?

排便回数が少ない、あるいは排便があっても残便感を感じるなど、十分な排便ができていない状態であれば「便秘」の状態になっていると言えます。そのため、仮に毎日排便があっても、便が細い、残便感があるなどの排便困難があれば、便秘と診断されることもあります。

便秘を放置すると?

便秘はあくまでも症状であり、腸内環境などその人の体質や加齢が関与していますが、それ自体が病気というわけではありません。しかし、極度の便秘になると腸内や肛門周囲の圧が上昇し、血流が阻害されます。また、排便時のいきみで血圧が上昇し心臓や血管に大きな負荷をかけるため、心不全、心筋梗塞、脳卒中などの病気が起こる危険性が高まります。

また、大腸ポリープや大腸がんなどの疾患が原因で便秘が起きている場合、それらの進行を許してしまうことになります。「たかが便秘」と思わずに、様々な可能性を考慮するようにしましょう。

便秘がもたらす症状

慢性化した便秘は全身に様々な悪影響を及ぼすことがあります。長期にわたる便秘や下記の症状に悩まされている方は、大津市松原町のオクムラフォレストールクリニックへご相談ください。

  • 腹部膨満感(お腹の張り)
  • 腹痛
  • 硬い便による肛門の裂け目(切れ痔)
  • 便に血が混じる
  • 肌荒れ
  • 口臭
  • 頭痛・肩こり など

便秘の種類

便秘には様々な種類がありますが、大きく「機能性便秘」と「器質性便秘」の2つに分類されます。ただし、便秘の症状のみから原因を特定することは困難です。

機能性便秘

頻度的に最もよく見られる便秘で、腸管の運動機能の低下によって起こります。機能性便秘には次の3種類が存在します。

直腸性便秘(習慣性便秘)

便意を感じる機能(排便反射)が低下することで生じる便秘です。普段から便意を我慢したり、下剤や浣腸を頻繁に使用したりすることが原因となります。特に女性によく見られるタイプの便秘です。

弛緩性便秘

大腸の機能低下によって生じる便秘です。内容物が腸内に長く留まるため、水分が必要以上に吸収されて便が硬くなります。運動不足や水分不足などが原因となることが多く、高齢者や女性(特に出産後)に多く見られます。

けいれん性便秘

大腸の強い緊張により、スムーズな便の通過ができないことで起こる便秘です。ストレスやそれによる自律神経の異常が原因となることが多く、特に過敏性腸症候群の方によく見られます。

器質性便秘

消化管や臓器の疾患、手術後の癒着など、消化器の器質的な異常によって起こる便秘です。生じた病変によって便の通過が物理的に遮られることで生じます。器質性便秘が疑われる場合には、適切な検査を行い、原因を迅速に突き止める必要があります。

便秘の検査・治療

便秘のタイプは、問診・触診・聴診を行うことである程度判別できます。しかし、病気が隠されている可能性もありますので、確定診断のためにはレントゲン検査やCT検査、大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)などを行うこともあります。

機能性便秘の場合、生活習慣の改善をメインとした治療を行います。食生活の改善、適度な運動、規則正しい生活を行うことで、多くの場合で症状の改善が見込めます。下剤を使用することもありますが、あくまで生活習慣の改善でも効果が見られない場合の選択肢です。

便秘症状を起こす疾患

器質性便秘の原因となる疾患には以下のものが挙げられます。便秘症状のみから自己判断するのは難しいですが、「便秘が長引く」「便に血が混じる」「急に体重が減った」などの症状があれば、すぐに医療機関を受診してください。

  • 大腸ポリープ・大腸がん
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
  • 感染性腸炎
  • 虚血性腸炎
  • 腸閉塞 など

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