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- 大腸ポリープ切除
「芽」の状態で切除すれば、大腸がん予防に繋がります
「超早期発見」を目指して
女性のがん死亡原因の第1位、男性でも第3位となっている大腸がんですが、いきなり発症することはありません。ポリープという段階を経てがんに進行するため、早期にポリープを切除することで、大腸がんの予防に繋がります。
ポリープとは、いわゆる「いぼ」のようなものですが、大津市松原町のオクムラフォレストールクリニックでは、もっと小さい「芽」の状態で切除する「超早期発見」を目指しています。大腸カメラ検査でポリープを見つけ次第すぐに切除手術を行い、その日のうちに帰宅していただけるので、患者様の負担も少なくなっています。
日帰り大腸ポリープ切除の特徴
当クリニックでは「コールドポリペクトミー」という方法で、大腸ポリープの切除を行っています。従来は、大腸ポリープに細いワイヤーをかけ、高周波電流を流して切除する方法が一般的でしたが、コールドポリペクトミーでは、熱を使わずそのまま切除します。10mm未満のポリープに対応でき、次のようなメリットがあります。
出血が少ない
電流を流して切除する場合、粘膜の下層まで傷つけてしまうため、出血が長引くことがあります。しかし、コールドポリペクトミーでは、わずかに出血するだけで、数分で止まります。帰宅後に問題になるような出血の可能性が極めて低いため、日帰り手術が可能です。
穿孔リスクが低い
高周波電流による切除は、大腸に穴が開く=穿孔の可能性があると言われ、そのリスクが低いのがコールドポリペクトミーです。大腸に穴が開くと、命に関わる合併症の危険も高まるため、より安全な方法として採用しています。
ポリープ切除後の注意点
出血や穿孔のリスクが低い方法で切除を行うものの、手術後は安静が基本です。以下の注意点をよくご確認ください。
- 当日は、香辛料など刺激の強い食べ物は避けましょう。しばらくは消化の良いものを摂ることをおすすめしています。
- 術後3日間は、アルコールは厳禁です。その後も7日目までは控えめにしてください。
- 熱いお湯は出血の原因になるため、当日はシャワーで済ませてください。翌日から入浴していただいて構いません。
- 1週間ほどは、遠方への旅行や出張、長時間の運転、腹圧のかかる運動などをしないよう、スケジュールの調整をお願いします。
定期的に検査を受けましょう
大腸ポリープは、早期に発見すれば大腸がんを防ぐことができますが、再発しやすいという特徴があります。過去にポリープを切除したことがある方や、身近なご家族に大腸がんを患っている方がいる場合は、特に注意が必要です。ポリープは無症状で進行することも多いため、切除して終わりではなく、定期的に大腸カメラでの検査を受けていただくことをおすすめしています。